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シラバスコード S-170A02-05 ナンバリング Aw102Taf
科目名 共通基盤ワークショップ1B ~SDGsから世界の問題を見つめてみよう~
科目名英文 Interdepartmental Basic Skills Workshop 1B
学部 工学部 授業形態 実習
学科・科目区分 共通基盤科目 教職科目対応  ―
科目分野 基盤基礎 実践的教育対応  ―
配当年次 1年次 学期 後学期
必選区分 必修 単位数 2 単位
担当教員 岡敬一郎
アクティブラーニング 双方向授業、グループワーク、プレゼンテーション、振り返り学習
科目の位置づけと目的
 共通基盤ワークショップ(基盤WS)は,各テーマに沿って,必要な情報を集め,話し合いを進め,意⾒をまとめ,⽂章や⾔葉で伝える,というプロセスを繰り返すことで,ディプロマポリシーの共通指標にある「6つの汎⽤的能⼒」を⾝につけ,伸ばすことを⽬的とする。
 基盤WS1では,主に「受け取る⼒」「つなげる⼒」の向上を意識した授業を展開し,その達成度の評価を⾏う。なお,基盤WS1Bは「メンバーシップ」 「態度」 「コミュニティ形成」をキーワードとして授業設計がなされている。また,本科⽬はグループワークを基本とする「完全アクティブラーニング形式」である。複数メンバーにおける学び合いで進められるので,⽋席や遅刻はクラスの⼀員として好ましくない⾏為であることに留意してほしい。

授業の進め方
 本授業は「SDGs(持続可能な開発目標)」を主題とし,SDGs達成の期限年である2030年までに「持続可能な世界を築くためには何をしたら良いのか」,「将来自分はどのように目標達成に貢献できるのか」を考え,行動につなげることをねらいとしている。
 履修者は,SDGsの17の目標・169のターゲットについて理解を深め,問題解決に必要な情報を収集し,SDGs達成に向けてどのように行動するのかを議論する。またこの過程において,議論や討論を円滑にするためのリーダーシップや,問題の本質を考えるためのクリティカルシンキングおよび多面的な事象の捉え方を実践的に身に付けることを目指す。
 授業は,個人ワーク(事前調査含む),グループワークを基本とし,各テーマの終了時にはグループ発表を実施する。また,それぞれの立場からSDGs達成に向けて実行可能なこと等を提案してもらう。

 本授業ではGoogle Classroomを活用するため,毎時間ノートパソコンまたはタブレット(iPad, Chromebook等)を持ってくること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
提出された課題については,コメントを付して返却する。
履修の条件
本科目は卒業必修科目である。
授業の趣旨を理解の上,無遅刻・無欠席を原則として,積極的な授業参加が期待されている。
教科書
指定しない。
必要に応じて資料を配布する。
参考書
必要に応じて授業中に紹介する。
到達目標
身に付ける力と対応する指標 単位修得に必要なレベル 目指すべきレベル
情報を集め,考え,判断し,まとめることができる (a.受け取る力) 必要な情報を収集し、まとめることができる。 必要な情報を複数の視点で収集し、まとめることができ、他者と情報共有をしていく中で、情報を取捨選択し、得た情報を新しい視点でまとめていくことができる。
集団の中で自らの役割を果たし貢献することができる (f.つなげる力) グループの中で他のメンバーとの関係性を理解して、自分の役割を考えて行動することができる。 グループの中で他のメンバーとの関係性を理解した上で、そのグループが成長していくために自らがリーダーとなり、他のメンバーと協力、協働していくことができる。
情報や自分の考えを言葉や文章で他者に伝えることができる (e.伝える力) 他者とコミュニケーションを取る際に、自分の考えを伝えることができる。 他者とコミュニケーションを取る際に、自分の考えを自分の言葉で伝え、相手の理解を得ることができるだけでなく、相手の言葉も的確に捉え、円滑で、建設的な議論をすることができる。
その時々でなすべきことに主体的に取り組むことができる (c.進める力) 自分が何をしなければならないかを理解した上で行動することができる。 自分が何をしなければならないかを理解するだけでなく、他のメンバーに対しても働きかけ、グループを導いていく行動を取ることができる。
課題の解決手段とそれに必要な知識・技術を見出すことができる (b.深める力) 事象に対する課題を明確にし、課題の解決方法を見出すことができる。 事象に対する課題を明確にした上で、その課題を丁寧に分析し、複数の解決方法を見出し、課題を解決することができる。
他者との議論を通じて自らを振り返り改善することができる (d.高める力) 自分の意見や考えのみを伝えることができる。 相手の意見や考えを受け止めた上で、自分の意見や考えをブラッシュアップし、新たな視点や意見、考えを見出し、さらに議論を進めていくことができる。
指標と評価割合
  評価方法
受講態度 授業中の
活動
予習・復習 成果物・
発表
試験 学修の
振り返り
共通指標 a:受け取る力 20 20 20 20 20
b:深める力
c:進める力
d:高める力
e:伝える力
f:つなげる力 20 20 20 20 20
固有指標 g:知識・理解
h:技術・活用
全体の評価割合 20 20 20 20 0 20
授業計画
回数 学修内容 予習・復習内容 時間
<ガイダンス>
〇アイスブレイク&授業の進め方
〇仲間を知ろう
・自己紹介,他者紹介
復習1 (復習)授業の振り返り 1
<SDGs(持続可能な開発目標)とは>
〇SDGsが生まれた背景
 ・17の目標と169のターゲット
◯Classroom活用の準備
 ・グループ編成
 ・アンケートの取り方の練習
 ・スライドの共同作成の練習
予習2 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習2 (復習)授業の振り返り 1
<SDGsへの理解を深める①-1>
〇目標1から目標5
・内容とターゲットを知る
・問題解決のためにできることを考える
予習3 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習3 (復習)授業の振り返り 1
<SDGsへの理解を深める①-2>
〇目標1から目標5
・各グループからの発表
予習4 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習4 (復習)授業の振り返り 1
<SDGsへの理解を深める②-1>
〇目標6から目標11
・内容とターゲットを知る
・問題解決のためにできることを考える
予習5 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習5 (復習)授業の振り返り 1
<SDGsへの理解を深める②-2>
〇目標6から目標11
・各グループからの発表
予習6 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習6 (復習)授業の振り返り 1
<SDGsへの理解を深める③-1>
〇目標12から目標17
・内容とターゲットを知る
・問題解決のためにできることを考える
予習7 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習7 (復習)授業の振り返り 1
<SDGsへの理解を深める③-2>
〇目標12から目標17
・各グループからの発表
予習8 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習8 (復習)授業の振り返り 1
<SDGs達成に向けて①>
〇問題発見,課題設定
・社会の問題を解決する視点
・注目すべき目標番号を決める
・グループ編成,役割分担
・グループ毎に注目したい問題を見つけ,グループの課題(テーマ)を設定する
予習9 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習9 (復習)次回に向けた情報の収集 1
10 <SDGs達成に向けて②>
〇情報の収集
・課題(テーマ)に沿って,情報を収集する
・現状を把握する
予習10 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習10 (復習)次回に向けた情報の収集 1
11 <SDGs達成に向けて③>
〇整理・分析
・理想と現状とのギャップを見いだす
・テーマに沿って,収集した情報を整理・分析する
予習11 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習11 (復習)次回に向けたスライド作成 1
12 <SDGs達成に向けて④>
〇中間発表会
・これまでの探究内容をスライドで発表する
・相互評価
予習12 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習12 (復習)次回に向けた情報の収集 1
13 <SDGs達成に向けて⑤>
〇情報の収集2,整理・分析2
・中間発表会での相互評価を受けて,改善・修正する
・情報を再び集め,整理・分析しなおす
予習13 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習13 (復習)次回に向けたスライド作成 1
14 <SDGs達成に向けて⑥>
〇まとめ・表現1
・提案内容をスライドにまとめる
・プレゼンテーションの練習
予習14 (予習)Google Classroom確認および課題対応 1
復習14 (復習)次回に向けた発表の練習 1
15 <SDGs達成に向けて⑦>
〇まとめ・表現2
・各グループの提案発表(最終発表会)
・相互評価
・グループ活動の振り返り
予習15 (予習)最終発表会にむけての確認 1
復習15 (復習)授業の振り返り 1
16 <授業の総括>
〇半期のふり返り
・SDGsの達成について学んだことの整理
・本演習を通して「受け取る」「つなげる」について学んだことの整理
・最終レポートの提出
復習16 (復習)授業全体の振り返り 1
主担当教員のオフィスアワー
月曜日 4コマ 4205室

oka@la.shonan-it.ac.jp

(備考)
上記以外の日時でも研究室に訪問可。
不在の場合もあるので,事前に連絡することが望ましい。

備考
現時点でのシラバスであり、状況に応じて計画を変更する。
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