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シラバスコード S-172R14-01 ナンバリング Ec304Sbd
科目名 通信工学2
科目名英文 Communications Engineering 2
学部 工学部 授業形態 講義
学科・科目区分 電気電子工学科 教職科目対応 技術(中)・工業(高)
科目分野 専門発展 実践的教育対応 実務経験のある教員による科目
配当年次 3年次 学期区分 後学期
必選区分 選択 単位数 2 単位
担当教員 加保貴奈
アクティブラーニング 振り返り学習、ICTの活用
授業の目的と進め方
通信システムの基礎および応用の知識を得る

この授業では情報通信分野の技術者を目指す学生にとって本当に必要な基礎知識を身につけることを目的としている。そのため、情報通信工学を学習していくために必要となるであろう基礎知識を厳選して講義計画を構成している。具体的には、信号処理の基礎としてラプラス変換、z変換、離散時間システムとフィルタから始めて、相関関数とパワースペクトルの意味を知って、パルス変調とパルス符号変調、ベースバンドディジタル変調、パスバンドディジタル変調、多重通信方式などの変調方式を理解する。

 なお、本科目は、企業における担当教員の無線通信システムの研究開発としての業務経験に基づき、変復調技術や集積回路・アンテナ等の無線通信システムを構成する基盤技術について教授する、実践的教育対応科目である。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
 課題はGoogle FormsまたはMoodleで提出し、後日解答提示または教員がチェック後にコメントをMoodleのフィードバック機能で通知する。
履修の条件
 特にないが、電気応用数学1・2を履修していれば準備は完璧である。
 演習でPCやソフトウェアを使うために受講人数を制限する。通信分野を卒業研究で選択予定の電気電子工学科の4年、3年生を優先する。
教科書
基礎通信工学 (第2版) 福田 明 森北出版 2007年 ISBN978-4627782822
参考書
OHM大学テキスト 通信方式 守倉正博 オーム社 2013 ISBN978-4274214738
電気電子基礎数学 川口順也 他 数理工学社 ISBN978-4901683883
到達目標
ラプラス変換とz変換を理解する
離散時間システムとフィルタを理解する
相関関数とパワースペクトルを理解する
パルス変調とパルス符号変調を理解する
ベースバンドディジタル変調を理解する
パスバンドディジタル変調を理解する
多重通信方式の概念を得る
指標と評価割合
  評価方法
受講態度 授業中の
活動
予習・復習 成果物・
発表
試験 学習の
振り返り
共通指標 a:受け取る力
b:深める力
c:進める力
d:高める力
e:伝える力
f:つなげる力
固有指標 g:知識・理解 20 20 20 40
h:技術・活用 20 20 20 40
全体の評価割合 20 20 20 0 40 0
授業計画
回数 学修内容 予習・復習内容 時間
ガイダンス(授業の進め方,課題,成績評価について説明、通信工学1で学習した概要を説明し、通信工学2の内容を概観する) 予習1 教科書およびMoodle資料 1
復習1 Moodle課題 1
ラプラス変換 予習2 教科書およびMoodle資料 2
復習2 Moodle課題 2
z変換の性質とサンプリング定理 予習3 教科書およびMoodle資料 2
復習3 Moodle課題 2
離散時間システム 予習4 教科書およびMoodle資料 2
復習4 Moodle課題 2
フィルタ 予習5 教科書およびMoodle資料 2
復習5 Moodle課題 2
相関関数とパワースペクトル 予習6 教科書およびMoodle資料 2
復習6 Moodle課題 2
パルス変調とパルス符号変調(1),パルス振幅変調と標本化定理 予習7 教科書およびMoodle資料 2
復習7 Moodle課題 2
パルス変調とパルス符号変調(2),パルス符号変調と雑音 予習8 教科書およびMoodle資料 2
復習8 Moodle課題 2
ベースバンドディジタル変調 予習9 教科書およびMoodle資料 2
復習9 Moodle課題 2
10 パスバンドディジタル変調(1)、信号空間解析とPAM 予習10 教科書およびMoodle資料 2
復習10 Moodle課題 2
11 パスバンドディジタル変調(2)、QAM、PSK 予習11 教科書およびMoodle資料 2
復習11 Moodle課題 2
12 パスバンドディジタル変調(3)、OFDM変調、無線通信と光通信の変復調 予習12 教科書およびMoodle資料 2
復習12 Moodle課題 2
13 多重通信方式(1)、FDM、TDM 予習13 教科書およびMoodle資料 2
復習13 Moodle課題 2
14 多重通信方式(2)、スペクトル拡散変調 予習14 教科書およびMoodle資料 2
復習14 Moodle課題 2
15 まとめと評価試験 予習15 教科書およびMoodle資料 2
復習15 Moodle課題 2
16 評価試験解説 予習16 教科書およびMoodle資料 1
復習16 Moodle課題 1
主担当教員のオフィスアワー
火曜日 5コマ 加保研究室

加保 kaho@elec.shonan-it.ac.jp
メールには「学籍番号」および「氏名」を明記すること。

備考
第一級陸上特殊無線技士長期型養成課程 対象科目
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