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シラバスコード S-178R17-01 ナンバリング Hc304Tbd
科目名 人工臓器概論
科目名英文 Introduction to Artificial Organs
学部 工学部 授業形態 講義
学科・科目区分 人間環境学科 教職科目対応 工業(高)
科目分野 専門発展 実践的教育対応  ―
配当年次 3年次 学期区分 後学期
必選区分 選択 単位数 2 単位
担当教員 石田開
アクティブラーニング 双方向授業、ディスカッション、振り返り学習
授業の目的と進め方
 人間が健康的に活動できるのは、恒常性(ホメオスタシス)が保たれていることによる。しかし、病気や怪我などが原因により、各種の臓器に障害が起きることで、生命活動に重篤な影響を及ぼすことがある。特に、心臓、肺、腎臓などの臓器は障害が起きると、生死に直結する恐れがある。人工臓器は、人間の臓器の代わりに、生体機能を代行する装置である。今日では、人工心臓、人工呼吸器、人工腎臓などが多く臨床で使用されている。また、コンタクトレンズのような身近な人工臓器も存在する。本講義では、各種の人工臓器について、構成する部品・材料、対象となる疾患、使用方法、安全性などについて網羅的に学ぶ。また、近年注目されている再生医療との関連・違いについても学ぶ。さらに、人工臓器のジレンマとして、倫理に関する議論があり、これについても履修者と議論を深めていく。

 本講義は、医用機器の中でも人工臓器に特化して扱っていく。医用機器メーカへの就職や医用機器の研究開発を目指す学生には、有益な物となると考える。特に、医療機器情報コミュニケータ(MDIC)や第2種ME技術実力検定試験などの、医用機器に関連した資格取得を目指す学生には積極的に支援をするので、意欲的な履修者は歓迎したい。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
 各授業時間の最初では、前回の内容を振り返る。授業中に実施する課題については、教室内を巡回し、進捗度合いに応じてその場で個々の学生に対して指導する。また、定期試験の振り返りは翌週におこなう。
履修の条件
 人間環境学科科目である人体生理学、生物工学、応用健康科学、生体物性、医用機器概論を履修していることが望ましい。
教科書
人工臓器イラストレイテッド、日本人工臓器学会 編集、はる書房、ISBN978-4-89984-080-0
参考書
人工臓器は、いま、日本人工臓器学会 編、はる書房、ISBN978-4-89984-128-9
到達目標
人工臓器の概要について説明できる。
各種の人工臓器を構成する材料について理解する。
人工臓器の安全性と倫理面の課題について理解する。
指標と評価割合
  評価方法
受講態度 授業中の
活動
予習・復習 成果物・
発表
試験 学習の
振り返り
共通指標 a:受け取る力
b:深める力 20 20 60
c:進める力
d:高める力 20 20 60
e:伝える力
f:つなげる力
固有指標 g:知識・理解
h:技術・活用
全体の評価割合 20 0 20 0 60 0
授業計画
回数 学修内容 予習・復習内容 時間
ガイダンス、人工臓器の定義
予習1 シラバスの確認 1
復習1 講義内容の復習 2
循環器系人工臓器① ペースメーカ
予習2 人工弁・ペースメーカーについての予習 2
復習2 人工弁・ペースメーカーについてのまとめ 2
循環器系人工臓器② 人工弁・人工血管
予習3 人工弁・人工血管
についての予習
2
復習3 人工弁・人工血管
についてのまとめ
2
循環器系人工臓器③ 人工心臓
予習4 人工心臓についての予習 2
復習4 人工心臓についてのまとめ 2
循環器系人工臓器④ 人工心肺
予習5 人工心肺についての予習 2
復習5 人工心肺についてのまとめ 2
代謝系人工臓器① 人工呼吸器
予習6 人工呼吸器についての予習 2
復習6 人工呼吸器についてのまとめ 2
代謝系人工臓器② 人工腎臓
予習7 人工腎臓についての予習 2
復習7 人工腎臓についてのまとめ 2
運動系人工臓器 人工関節
予習8 人工関節についての予習 2
復習8 人工関節についてのまとめ 2
感覚系人工臓器① 眼内レンズ
予習9 眼内レンズについての予習 2
復習9 眼内レンズについてのまとめ 2
10 感覚系人工臓器② 人工内耳・中耳
予習10 人工内耳・中耳についての予習 2
復習10 人工内耳・中耳についてのまとめ 2
11 感覚系人工臓器③ 人工皮膚
予習11 人工皮膚についての予習 2
復習11 人工皮膚についてのまとめ 2
12 人工臓器と再生医療
予習12 再生医療についての予習 2
復習12 再生医療についてのまとめ 2
13 人工臓器と生命倫理
予習13 人工臓器と生命倫理についての予習 2
復習13 人工臓器と生命倫理についてのまとめ 2
14 全体のまとめと総復習
予習14 これまでの全講義の復習 2
復習14 これまでの全講義のまとめ 2
15 期末試験
予習15 これまでの全講義の復習 2
復習15 期末試験の自己採点 2
16 期末試験の振り返り
予習16 授業の総復習 4
主担当教員のオフィスアワー
月曜日 2コマ 9号館4階9401室(石田研究室)

e-mail:ishidak@center.shonan-it.ac.jp

(備考)
メール送信時は、必ず題名、学籍番号、氏名を明記すること。

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