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シラバスコード S-B230B01-14 ナンバリング Aw201Tce
科目名 共通基盤ワークショップ2A ~3Dゲーム制作プロジェクト~
科目名英文 Interdepartmental Basic Skills Workshop 2A
学部 情報学部 授業形態 実習
学科・科目区分 共通基盤科目 教職科目対応  ―
科目分野 基盤発展 実践的教育対応  ―
配当年次 2年次 学期 前学期
必選区分 必修 単位数 2 単位
担当教員 井上道哉
アクティブラーニング プロジェクト型学習、双方向授業、グループワーク、プレゼンテーション、振り返り学習、実習、実技
科目の位置づけと目的
共通基盤ワークショップ(基盤WS)は、各テーマに沿って必要な情報を集め、話し合いを通じて意見をまとめ、それらを文章や言葉、プレゼン資料などで伝える、というプロセスを繰り返すことで、ディプロマポリシーの共通指標にある「6つの汎用的能力」を身につけ伸ばすことを目的とする。

基盤WS2では、主に「伝える力」「進める力」の向上を意識した授業を展開し、それらの達成度を評価する。ただし、共通指標の「6つの汎用的能力」は、相互作用の効果もあることを念頭に、複数要素を含んだ評価となる。
なお基盤WS2Aは、「課題発見力、解決力」「行動計画力、遂行力」「論理的思考力」などをキーワードとして授業設計がなされ、各クラスは「〇〇プロジェクト」という名称になっている。

本科目はグループワークを基本とする 「完全アクティブ・ラーニング形式」 である。複数メンバーにおける学び合いで進められるので、欠席や遅刻はクラスの一員として好ましくない行為であることに留意してほしい。

授業の進め方
近年はUnityやUnreal Engineといったゲームエンジンを使ったゲーム開発が活発である。これらは、一からゲームプログラミングを学ぶより効率的にゲーム開発を行うことができる上に、とても汎用性が高いツールでもあるため、ゲーム以外のアプリ開発も行えるという特徴を持っている。

本テーマでは、Unityを活用したゲーム制作を通じて、プロジェクト型学習と、ものづくりのおもしろさを学ぶ。ただし、ゲーム制作
は、完成に至るまでに大変な労力と努力が求められる分野であることは、開発手法が変わった現代でも変わらない。そのため、受講
を希望する学生は、半年間、ゲーム制作を行うための努力、忍耐力、そして熱意が求められる。その点について留意すること。無断
欠席など、無責任な行動に対しては、大きなペナルティが発生する。
]
授業の前半では、Unityの基本的な操作方法を習得し、C#によるゲーム制作の基本を学ぶ。
その際、プログラミングの基本(変数、条件分岐、繰り返し処理、関数)といった部分は既に学習済みとするので注意すること。
授業の後半は、学生同士でチームを組み、自分の考えたゲームを制作し、発表する。
授業時間内のみではゲームは完成しないので、余暇時間をゲーム制作にあてる必要がある。

〇キーワード:
ゲーム制作 プログラミング コンピュータグラフィックス Unity Maya
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
毎回、授業開始時にテーマまたは課題が提示される。
その内容に基づき、制作を行い、授業終了までに指定の方法(各回により異なる)で提出を行う。
評価およびフィードバックは授業後、または翌週授業時に行う。
履修の条件
なんらかのプログラミング言語を学習した経験があること(言語は問わない)
以下の要素は理解しているという前提で授業を進める
・変数
・条件分岐
・繰り返し処理
・関数
教科書
必要に応じて資料を提示、または配布する。
参考書
必要に応じて資料を提示、または配布する。
到達目標
身に付ける力と対応する指標 単位修得に必要なレベル 目指すべきレベル
情報を集め,考え,判断し,まとめることがで
きる (a)
ゲーム制作に必要なことは何か、情報を集めま
とめることができる (a)
おもしろいゲームにするための情報を集め、ま
とめることができる (a)
集団の中で自らの役割を果たし貢献することが
できる (f)
チームの担当者としてゲーム制作に最低限必要
な制作物を提供できる (f)
チームの担当者としてゲーム制作でアレンジさ
れた制作物を提供できる (f)
情報や自分の考えを言葉や文章で他者に伝える
ことができる (a)
チームの担当者として、自分の進捗状況を毎週
報告できる (a)
チームの担当者として、人に楽しんでもらうゲ
ームにするのはどうすればよいか提案できる
(a)
その時々でなすべきことに主体的に取り組むこ
とができる (c)
ゲームを完成させるために、何を作ればよいか
考え、取り組むことができる (c)
ゲームをおもしろくするために、工夫すること
ができる (a)
課題の解決手段とそれに必要な知識・技術を見
出すことができる (b)
UnityのC#で基本的なプログラムを記述でき、
Mayaで制作したCGを取り込み表示できる (b)
Unity上でMayaで制作した3DCGをアニメーシ
ョンさせ、自由に操作することができる (b)
他者との議論を通じて自らを振り返り、改善す
ることができる (d)
ゲームの企画書制作の議論に参加する (d)
人に楽しんでもらうゲームとは何か、考えて企
人に楽しんでもらうゲームとは何か、考えて企
画書の議論に参加し、内容に盛り込むことがで
きる (d)
プロジェクトに対して、計画力・実行力・修正
力・継続力をもって取り組み、その成果を適切
な方法で表現することができる (c, e)
チームでゲーム制作に取り組み、完成させるこ
(c, e)
人に楽しんでもらえるゲームを完成させ、不具
合が起きない状態で最後まで遊ぶことができる
(c, e)
指標と評価割合
  評価方法
受講態度 授業中の
活動
予習・復習 成果物・
発表
試験 学修の
振り返り
共通指標 a:受け取る力
b:深める力
c:進める力 20 20 20 20 20
d:高める力
e:伝える力 20 20 20 20 20
f:つなげる力
固有指標 g:知識・理解
h:技術・活用
全体の評価割合 20 20 20 20 0 20
授業計画
回数 学修内容 予習・復習内容 時間
【全体ガイダンス】
授業の進め方&クラス編成
復習1 Moodle確認、各テーマ指示の課題 1
・授業の進行説明
・学生自己紹介
・ゲームエンジンの基礎
復習2 ゲームエンジンの復習 1
Unityの学習1
・UI、terrain、AssetStore
復習3 Unity操作の復習 1
Unityの学習2
・簡単なゲーム制作
・プログラミング基礎
復習4 プログラミングの基本の復習 1
Unityの学習3
・transformを用いたプログラミング
復習5 transformの復習 1
ゲーム用CG制作
Mayaの基本操作1 UI
復習6 CG制作の復習 1
ゲーム用CG制作
Mayaの基本操作2 ポリゴンモデリング
予習7 ポリゴンについて調べる 1
復習7 CG制作の復習 1
ゲーム用CG制作
Mayaの基本操作3 Unityとの連携
復習8 MayaとUnityの連携の復習 1
個人ゲーム制作チャレンジ 予習9 これまでの総復習 2
復習9 ミニゲーム制作 2
10 個人ゲーム制作発表
最終課題チーム編成
予習10 ミニゲーム制作 2
復習10 ゲームの企画書・プレゼン作成 2
11 企画書発表会 予習11 ゲームの企画書・プレゼン作成 2
復習11 最終制作のチーム制作 2
12 最終課題制作 復習12 最終制作のチーム制作 2
13 最終課題制作 復習13 最終制作のチーム制作 2
14 最終課題制作 復習14 最終制作のチーム制作 2
15 制作発表会 復習15 最終制作のチーム制作 2
16 振り返りとまとめ 復習16 振返り 1
主担当教員のオフィスアワー
木曜日 4コマ 2101

Moodleのメッセージ機能を使って連絡してください。

(備考)
連絡する際は、件名、学籍番号、氏名は必ず記載してください。

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