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シラバスコード S-B230F12-01 ナンバリング As304Ibd
科目名 市場と経済
科目名英文 Market and Economy
学部 情報学部 授業形態 講義
学科・科目区分 社会人基礎科目 教職科目対応  ―
科目分野 人間と社会 実践的教育対応  ―
配当年次 3年次 学期 前学期・後学期
必選区分 選択必修 単位数 2 単位
担当教員 平山勉
アクティブラーニング 双方向授業、グループワーク、プレゼンテーション、ディスカッション、振り返り学習、ICTの活用
科目の位置づけと目的
 「人間と社会」分野の科目は、良識ある技術者として必要な「知識」や「ものの見方、考え方」を身につけ、社会人としての基礎力を高める科目として位置づけられている。この科目では、「深める力」「高める力」を身に付ける。
 経済を、ニュースや新聞で使われる言葉だけで追いかけると、とても複雑なものに見えてしまう。この科目では、消費者と労働者の個別行動に注目して、経済をシンプルに把握することを第一とする。そして、市場のメカニズムがどのように機能するのかを学びながら、経済問題に対応する力を身につけることを目的とする。

授業の進め方
 コースの序盤で日本経済の現状についての知識を固め、中盤では、ネット上の消費・サブスクリプション・ツーリズムの点から消費活動を掘り下げる。終盤は、履修学生の進路問題と連動させて、生産・労働の観点から実質賃金・AIと労働の関係・ベーシックインカムについて議論を深めていく。
 授業は共通基盤ワークショップでの学びをベースとして進められる。そのため、ペアワーク・グループワークが中心となり、予習課題の提出も不可欠となる。その上で、思考と解析のために調査した情報を的確にまとめる(≒要約する)力と、創造性・独創性を含んだ主張をプレゼンテーションする力を身に付けていく。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
 提出された振り返りのレポートは、評価などを付して返却する。
履修の条件
 特になし。
教科書
 特になし。プリントや返却されたレポートをファイルなどで保管されたい。
参考書
 テーマごとに、授業内で推薦図書などを提示する。
到達目標
身に付ける力と対応する指標 単位修得に必要なレベル 目指すべきレベル
日本経済の現状について、基本的な知識を修得する。(b:深める力)                授業内のレクチャーや議論を、適切にノートにまとめることができる。               授業内のレクチャーや議論をまとめたノートに、自分なりに知識・情報を追加している。       
日本経済について調査した内容を、適切に要約してメンバーと共有する。(d:高める力)       授業時間外調査を、適切にレポートにまとめることができる。                   授業時間外調査をまとめたレポートを、プレゼン資料として仕上げている。             
日本の経済問題を、定量的・定性的データなどから理解する。(b:深める力)             レクチャーと調査の内容を、適切な図表にまとめることができる。                  レクチャーと調査の内容をまとめた図表から、論点を抽出したうえで、議論を展開している。     
日本経済について、さまざまな資料を使って、グループで議論・討論する。(d:高める力)      グループワークを通じて、レクチャーと調査の内容を多角的に考えることができる。           グループワークに参加しながら、議論を俯瞰的に整理している。                 
日本の経済問題の因果関係を把握できるようになる。(b:深める力、d:高める力)         授業後のふり返りを通じて、レクチャー・調査・グループワークを、論理的に整理することができる。 担当教員の意図をふまえ、知識と独創性を満たした論理構成で、ふり返りをまとめている。      
日本の経済問題について、自分なりの解決策を提示できるようになる。(b:深める力、d:高める力)  グループワークを通じて、他のメンバーと比較しつつ、自分なりの解決策を提案できる。      自分なりの解決策の根拠を、他者との比較からだけでなく、調査内容のなかにも見出している。    
指標と評価割合
  評価方法
受講態度 授業中の
活動
予習・復習 成果物・
発表
試験 学修の
振り返り
共通指標 a:受け取る力
b:深める力 20 20 20 20 20
c:進める力
d:高める力 20 20 20 20 20
e:伝える力
f:つなげる力
固有指標 g:知識・理解
h:技術・活用
全体の評価割合 20 20 20 20 0 20
授業計画
回数 学修内容 予習・復習内容 時間
ガイダンス
:この授業の進め方
復習1 課題による復習 2
要約の作法
:要約・要旨・概要
予習2 プリント予習 2
復習2 ペアワークと解説のふり返り 2
日本経済の現状① 「人口問題」
:天声人語の要約
予習3 予習課題(要約) 2
復習3 ペアワークと解説のふり返り 2
日本経済の現状② 「財政問題」
:日本経済新聞の社説の要約
予習4 予習課題(要約) 2
復習4 ペアワークと解説のふり返り 2
日本経済の現状③ 「グローバル化」
:日本経済新聞「経済教室」の要約
予習5 予習課題(要約) 2
復習5 ペアワークと解説のふり返り 2
経済活動における消費
:なぜ、消費は重要なのか?
予習6 プリント予習 2
復習6 学修内容の確認 2
消費とインターネット
:「家計消費状況調査」の数量分析
予習7 予習課題(調査レポート) 2
復習7 グループワークのふり返り 2
モノ消費からコト消費へ
:サブスクリプションが変えたもの
予習8 予習課題(調査レポート) 2
復習8 グループワークのふり返り 2
ツーリズム
:「人の移動」は何をもたらすのか?
予習9 プリント予習 2
復習9 グループワークのふり返り 2
10 振り返り①
:消費の変化に対応するには?
予習10 第6~9回の復習 4
11 経済活動における労働と生産
:労働にどのような価値があるのか?
予習11 プリント予習 2
復習11 学修内容の確認 2
12 生産拠点の海外移転
:実質賃金と製品の品質
予習12 予習課題(調査レポート) 2
復習12 グループワークのふり返り 2
13 A.I.と労働の変質
:労働が生む「新しさ」とは何か?
予習13 予習課題(調査レポート) 2
復習13 グループワークのふり返り 2
14 物価水準と賃金・所得
:ベーシックインカムの可能性
予習14 予習課題(用語調査) 2
復習14 グループワークのふり返り 2
15 振り返り➁
:「職業の消失」に対応するには?
予習15 第11~14回の復習 4
16 まとめ
復習16 全回の復習 2
主担当教員のオフィスアワー
木曜日 5コマ 4207室(平山研究室)

hirayama@la.shonan-it.ac.jp

※メールで問い合わせる際は、必ず大学g-mailアドレスから送信すること。また、件名に授業名を明記し、本文の最初に氏名を記すこと。

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